第三正規形

情報処理用語集

第三正規形

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情報処理用語集>第三正規形

第三正規形とは関係データベースにおいて、第二正規形の表で、

基本キー以外の列に関数従属している列を分離した表のこと。


もし、第二正規形の表に部分従属がなければ、それは第三正規形である。


例えば下記の第二正規形があるとする。

※従属しているキーを太字で表現している。

<受注表>
受注番号 受注日 顧客名 顧客番号
A00001 020522 ○○商事 U005
A00002 020703 △△物産 U013

受注表だけを見れば、「受注番号」が基本キーである。

「顧客名」は「顧客番号」に関数従属しているが、「顧客番号」は

基本キーではないので、そのままにしておく。


<明細表>
受注番号 品番 商品名 数量 単価
A00001 Y001 消しゴム 50 150
A00001 Y002 鉛筆 20 100
A00001 Y003 定規 30 200
A00002 Y002 鉛筆 30 100
A00002 Y003 定規 10 200
A00002 Y004 ノート 30 150
A00002 Y005 のり 10 100

明細表の【商品名・単価】は「品番」に部分従属しているので、

商品表として分離する。


<明細表>
受注番号 品番 数量
A00001 Y001 50
A00001 Y002 20
A00001 Y003 30
A00002 Y002 30
A00002 Y003 10
A00002 Y004 30
A00002 Y005 10

外部キー


<商品表>
品番 商品名 単価
Y001 消しゴム 150
Y002 鉛筆 100
Y003 定規 200
Y004 ノート 150
Y005 のり 100


明細表での基本キーは「受注番号」と「品番」の組合せ、

商品表での基本キーは「品番」である。

商品表の「品番」は、明細表の「品番」と一致しており、

【商品名・単価】を参照するために用いる。



第二正規形の表を第三正規形で表で示すと下記の表になる。

例では、受注表の【顧客名】を「顧客表」として、分離している。


受注表の基本キーは「受注番号」、顧客表の基本キーは「顧客番号」である。


<受注表>
受注番号 受注日 顧客番号
A00001 020522 U005
A00002 020703 U013

外部キー


<顧客表>
顧客名 顧客番号
○○商事 U005
△△物産 U013


受注表の「顧客番号」は、顧客表の【顧客名】を参照するため外部キーである。




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