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情報処理用語集

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情報処理関連の用語について、基本的知識を紹介しているサイトです。近年、情報処理はインターネットなどの普及により、毎日生活していく中で熟知され、さまざまなシーンで利用されており日常生活の一部になりつつあります。コンピュータ社会において、技術の急激な進歩や発展に伴い情報処理用語も大幅に増えてきております。膨大な量の用語を全てご紹介するのは難儀ではありますが、多様化する現状に対応して、基本的な用語から、コンピュータ全般、ソフトウェア、アルゴリズムとデータ構造、システム開発の基礎、ファイルとデータベース、通信ネットワーク、情報処理システム、産業社会と情報化、情報化の課題など、いろいろな観点から用語を努めて簡潔で、できる限り解りやすく、丁寧に説明させていただいております。情報処理関連用語の理解やスキルアップで多くの情報と知識を習得していただけたら幸いです。「初級上級システムアドミニストレータ」や「上級システムアドミニストレータ」、「基本情報技術者」、「特種情報処理技術者」、「ソフトウェア開発技術者」などIT技術関連の試験対策にも是非、お役立てください。情報処理用語集は情報処理技術者試験資格取得を目指すあなたを応援させていただきます。

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情報処理用語集>TeX

TeXとは、スタンフォード大学の数学者、コンピュータ科学者である

ドナルド・クヌース(Donald E.Knuth)教授(当時)が

既存の組版システムが使いにくいなどの理由から、、自らが開発した

活版印刷の技法をコンピューター上で実現するページレイアウトの

ソフト、つまり組版処理ソフトウェアである。


製作者であるクヌースによってのようにEを大文字で下げて表記するように

要請されているが、表記できない場合には、TeXとEを小文字のeで

表記されているのが一般的である。



日本では、テフまたはテックという読み方が広まっている。


数式の入った文字整形を得意とし、表現力に優れているため大学や

研究所などの学術機関を中心に利用され普及している。


テフの組版方式は、HTMLなどのマークアップ言語と同様に、文書の中に

文字の大きさや種類、数式の制御情報などの組版情報をマークして埋め込み、

この処理過程において印刷可能な形式に変換される方式が採用されている。


テキストファイルは文章そのものと、文章の構造を指定する命令が混在して

記述されており、これを読み込み、指定された命令に従って文章を組版して、

コンパイルすると出力デバイスに既存しないDVI(DeVice Independet)形式

のファイルとして組版結果を出力する。


このデータを利用して、電算写植機だけでなく、各種プリンタからも印刷でき、

商用印刷に利用しても見劣りしない高度な組版をコンピュータ上で作成できる。


フリーソフトウェアとして無償で公開されており、WindowsやMacintosh、

UNIXなどの様々なプラットフォームに移植されているが、行き届いた

標準化によりどの機種でも全く同様の出力が得られる。



@数学的な文書に強いAMS−TeX(AS TX)

A一般的な文書記述に優れたLaTeX(LX)

BAMSTeXの機能とLaTeXの機能を併せ持った

AMS−LaTeX(AS−LX)

日本語版としてはアスキー(ASCII)社の開発した

CpTex(アスキー日本語TeX)


など、いくつかの機能強化版がある。



他にもTeX上のマクロパッケージには、比較的よく知られているクヌース自身に

よる "plainTeX"参考文献リストに使うBibTeX、楽譜を記述するMusiXTeX 、

OHPスライドの作成に使用するSliTeXなどがある。




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