木構造(木)

情報処理用語集

木構造(木)

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情報処理用語集>木構造(木)

tree structure

木構造とは、1つの親が複数の子を持つが、子は1つの親しか

持たないデータ構造のことである。単にとも言う。


いくつかの節と、それを結ぶ枝から構成され、親子関係を持っている。


木構造では次のような用語を用いる。

 用 語  説 明
(node) 枝が出る点。通常、個々のデータ要素を持つ。
(root) 木の一番初め(最上位)の節。
(branch) 節と節を結ぶ経路。
(leaf) 子を持たない節。
(parent) ある節の上の枝に直接つながる節。
祖先(ancestor) 親も含め、ある節より上にある節。
(child) ある節の下の枝に直接つながる節。
子孫(descendant) 子も含め、ある節より下にある節。
兄弟(sibling) 同じ親を持つ節。
順序木(ordered tree) 兄弟の間で順序をつけた木。
無順序木(unordered tree) 兄弟の間に順序をつけない木。
部分木(subtree) ある節から枝分かれしている節を根とする木。




先祖




基準にすると








木構造

 2分木

子が2つ以下の木

2分検索木

父子の左右で大小関係を割り振った木

部分順序木

階層で大小関係を割り振った木

完全2分木

節の左右で枝の数が等しい木(平衡木)

AVL気

節の階層の差が1以内の木(平衡木)

 多分木

子が3つ以上の木

B木

葉の深さが同じ木

木構造の中で、

@節から出る枝が2本以下の木を2分木

A節から出る枝が3本以上の木を多分木(multi−way tree)と言う。


節の挿入や削除を繰り返しても、節の階層の差を1以内にして、左右の

節の数がほぼ等しくなるようにした木を平衡木バランス木:balanced tree)

と言う。



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