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情報処理用語集

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情報処理関連の用語について、基本的知識を紹介しているサイトです。近年、情報処理はインターネットなどの普及により、毎日生活していく中で熟知され、さまざまなシーンで利用されており日常生活の一部になりつつあります。コンピュータ社会において、技術の急激な進歩や発展に伴い情報処理用語も大幅に増えてきております。膨大な量の用語を全てご紹介するのは難儀ではありますが、多様化する現状に対応して、基本的な用語から、コンピュータ全般、ソフトウェア、アルゴリズムとデータ構造、システム開発の基礎、ファイルとデータベース、通信ネットワーク、情報処理システム、産業社会と情報化、情報化の課題など、いろいろな観点から用語を努めて簡潔で、できる限り解りやすく、丁寧に説明させていただいております。情報処理関連用語の理解やスキルアップで多くの情報と知識を習得していただけたら幸いです。「初級上級システムアドミニストレータ」や「上級システムアドミニストレータ」、「基本情報技術者」、「特種情報処理技術者」、「ソフトウェア開発技術者」などIT技術関連の試験対策にも是非、お役立てください。情報処理用語集は情報処理技術者試験資格取得を目指すあなたを応援させていただきます。

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情報処理用語集>直接編成ファイル

direct file


直接編成ファイルとは、レコードキー値をアドレスに変換し、

そのアドレスを指定することにより、特定のレコードへ

アクセスできるファイル編成方式。


磁気ディスクなどの読み書き可能な直接アクセス記憶装置にだけ

作成でき、変換されたアドレスにより、ファイルの読み書きが

行われる。

直接記憶媒体に適応しアクセス速度は速いが、順次アクセス法には

向かず、媒体の使用効率が悪い。

キーの順番に並んでいない更新用レコードや少量の更新用レコードで、

追加や削除、変更などを行うファイルに適している。

また、アドレス変換時に複数のレコードキー値が同一のレコードアドレスに

変換されてしまうシノニム(synonym)という現象が起こる。

シノニムが発生することにより、本来指定されたレコードアドレスに

格納できないキー値をシノニムレコードと呼ぶ。



レコードを特定するためにアドレス指定の方法として、

@レコードが格納されているシリンダ番号(CC)、トラック番号(HH)、

レコード番号(R)を指定する実アドレス指定

A相対レコード番号を用いる相対アドレス指定がある。


キーがファイル中の相対レコード番号であるときには、

特に相対編成ファイルと呼ばれる。



キーをアドレス(通常は、相対アドレス)に変換する方法として

@キーをアドレスとする直接アドレス方式

Aキーに特定の演算を施してレコードのアドレスを決める

間接アドレス方式がある。

演算には除算法や折り畳み法、基数変換法などが使われ、キーが

ファイル内に一様に分布するような演算を選ばなければならない。




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