VSAMファイル 情報処理

情報処理用語集

VSAMファイル◆情報処理

情報処理関連の用語について、基本的知識を紹介しているサイトです。近年、情報処理はインターネットなどの普及により、毎日生活していく中で熟知され、さまざまなシーンで利用されており日常生活の一部になりつつあります。コンピュータ社会において、技術の急激な進歩や発展に伴い情報処理用語も大幅に増えてきております。膨大な量の用語を全てご紹介するのは難儀ではありますが、多様化する現状に対応して、基本的な用語から、コンピュータ全般、ソフトウェア、アルゴリズムとデータ構造、システム開発の基礎、ファイルとデータベース、通信ネットワーク、情報処理システム、産業社会と情報化、情報化の課題など、いろいろな観点から用語を努めて簡潔で、できる限り解りやすく、丁寧に説明させていただいております。情報処理関連用語の理解やスキルアップで多くの情報と知識を習得していただけたら幸いです。「初級上級システムアドミニストレータ」や「上級システムアドミニストレータ」、「基本情報技術者」、「特種情報処理技術者」、「ソフトウェア開発技術者」などIT技術関連の試験対策にも是非、お役立てください。情報処理用語集は情報処理技術者試験資格取得を目指すあなたを応援させていただきます。

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情報処理用語集>VSAMファイル

Virtual Storage Access Method fileの略。


VSAMファイルとは、汎用コンピュータの仮想記憶OSで用意されている

ファイル編成のことである。

順編成ファイルや索引編成ファイル、直接編成ファイルなどの編成ファイルを

統合し、シーケンシャル(順次)アクセスとランダム(直接)アクセスを

行うことができ、効率的なアクセスが可能である。


@入力順データセット(ESDS:Entry Sequenced Data Set)

Aキー順データセット(KSDS:Key Sequencek Data Set)

B相対レコードセット(RRDS:Relative Record Data Set)

の3種類の編成方法がある。


データセットの種類 ○相当する編成

●特徴
入力順データセット
(ESDS)
○順編成

●キー順にレコードを読み込んで作成し、キー順に
順次アクセスを行う。
(RBAによる直接アクセスも出来る)
キー順データセット
(KSDS)
○索引編成

● インデックスコンポーネントとデータコンポーネントから成り、
順次アクセスを行う。
(索引による直接アクセスも出来る)
相対データセット
(RRDS)
○直接編成

●相対レコード番号(RRN)が付けられ、直接アクセスを行う。
(順次アクセスも出きる)


VSAMファイルでは、ファイルのことをデータセットいい、

VSAMファイルが作られる直接アクセス記憶装置の領域が割り当てられる。

この記憶領域をデータスペースという。


データセットやデータスペースを管理するのがVSAMカタログである。


1つのデータセットのために、データスペースの中に確保された領域を

クラスタという。


データスペース
クラスタ
コンポーネント
CA CA CA CA
コンポーネント
CA CA CA CA
コンポーネント
CA CA CA CA
クラスタ
コンポーネント
CA CA CA CA
コンポーネント
CA CA CA CA
コンポーネント
CA CA CA CA


コンポーネントは、連続した複数のCA(制御エリア)からなり、

CAは、連続した複数個のCI(制御インタバル)からなる。


CA
CI CI CI CI CI CI




CI
論理レコード 論理レコード 論理レコード 論理レコード 論理レコード


CIは、入出力の論理単位で一定の大きさを持ち、いくつかの論理レコードは

CIの中に左側から詰められ記録される。




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